「家庭があっての仕事」。家族を大切にできる女性目線の職場づくり。

志佐

紳士スラックスの国内シェアNo.1を誇る
エミネントスラックス 松浦ファクトリー。

雲ひとつない青空のように
スカッと気持ちいい笑顔が印象的な
鶴 佐代子(つる・さよこ)さんは、
ファクトリーで働く約200人の女性職人を
まとめあげるリーダーです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

もともとは近い親戚が
エミネントスラックスの内職をやっていたことが
入社のきっかけだったそう。

ただ、入社時はこしかけのつもりで
採用面接でも「ミシンができないので
アイロンか他の仕事に就けてください」と、
懇願したほど裁縫が苦手だったんだとか。

ミシンに糸を通すことすら
出来なかった鶴さんは、
まわりの先輩に一から教わって
少しずつ縫製技術を習得。

_1D_2478_o

なんとか仕事をこなせるようになり、
現場の1グループのチーフを任されたころ。
事件が起きました。

当時、現金で支給されていたお給料1ヶ月分が、
自宅で盗まれたのです。

警察にも届けましたが犯人は見つからず、
お金も返ってこない。
鶴さんは泣く泣く諦め、
職場で笑い話にしていました。

すると数日後、
同じグループで働く仲間が現金を出し合って
鶴さんに手渡してくれたのです。
「何かの足しにして!」

鶴さんはこの出来事を一生忘れないと言います。
困った時に手を差し伸べてくれる仲間。
その仲間は、今も同じ工場で働いています。

_1D_2868

「会社の仲間や家族に
助けられ、守られていた。
そのおかげで今も
楽しく仕事が出来ている。

うちの職人はほとんどが女性。
子育てと家事をしながら働くのは
まわりの支えがないと出来ない。

みんなでカバーしあって、
子どもの授業参観に参加したり
子どもが熱を出したら側にいてあげたりと
家族を大切にできる
仕事環境をつくりたい。」

_1D_1881

仕事は、気持ちでするもの。

現場のみんなが気持ち良く働ける
環境や雰囲気をつくるために
言葉を交わして気持ちに寄り添い、
“上司”としてではなく“友だち”のように、
悩みをキャッチできる人でありたいという鶴さん。

ほぼ毎日、全員に、「おはよう」と挨拶をしてから
自分の持ち場に着くようにしています。

返事を聞いて「あれ?今日は元気ないな」と
お昼休みに声をかけることもあるんだとか。

鶴さんのハジける笑顔と明るい声には、
現場を引っ張り、後継者を育てていく覚悟が
強さとやさしさとともに滲み出ています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

テレビで取り上げられる機会が増えてきた
エミネントスラックス 松浦ファクトリー。

日本一のスラックスの品質を保ち、
ブランドの信頼を守り続ける女性職人の活躍に、
これからも目が離せません。

エミネントスラックス

長崎県松浦市志佐町浦免
(松浦ファクトリー)
☎0956-72-0326
駐車場:20台
URL:http://www.slacks-oem.com

鶴 佐代子さん

エミネントスラックス入社38年目。現場でスラックスをつくる女性職人約200人をまとめあげる。エミネントスラックスには小学生の時に工場見学へ行き、次々とミシンで縫製が進む様子を見て「魔法使いみたい!」と目を丸くした思い出があるそう。

おすすめの記事