裏を見れば一目瞭然。心と技でつくる、日本最高品質のスラックス。
志佐
2016.08.2
1969年、松浦市で創業した
エミネントスラックス。
それから約50年が経った今、時代は
「ものを売れば売れる時代」から
「売れるものを作る時代」へと変化。
海外からのアパレル事業参入が増加し
他社が次々と別事業に参入する中、
エミネントスラックス松浦ファクトリーは
紳士スラックス一筋に
その穿き心地と品質を追求。
日本人男性の体型を一途に研究し、
時代とともに変化するニーズに耳を傾け続けて
独自の進化を遂げてきた結果、
日本国内シェアNo.1のスラックス工場となりました。
その実績は、2014年、
日本メンズファッション協会主催
「MFUマイスター<技術遺産>」でも、
格段にレベルの高い革新技術を有する者として
エミネントスラックスの技術長・眞弓隆治さんと
代表取締役社長の前田周二さんの2名が認定されるほど。
当時、九州の個人認定は2人がはじめて。
その探求心と真摯な姿勢が
日本のファッション業界で高く評価されたのです。
エミネントスラックスの
スラックスづくりの特徴は、
一般の工程の約2倍となる123もの工程。
職人が作業しやすい形に
機械メーカーとともに改良した
545台の機械では、
機械に任せられる工程を自動化。
職人の経験と技術を要する工程は、
約200人もの日本人女性職人の手しごとによって
丁寧かつ繊細に仕上げられています。
とくにこだわっている工程が、
20回以上ものプレス加工。
例えば、折り紙で鶴を折っても
直線的にしか仕上がらないのと同様、
直線的な生地を縫製するだけでは
ストレスのない穿き心地や
美しいシルエットは生まれません。
(写真左が「尻ぐせプレス」加工後)
エミネントスラックスでは、
ヒップラインや腰ライン、小股部分など
独自開発のプレス機で加工することで
「穿いた瞬間、違いがわかる。
穿きこむほどに、魅力が増す。」
百貨店バイヤーも絶賛の
極上品質を作り出しています。
最近では、
イタリアのセレクトショップでの取り扱いや、
日本初のファクトリーブランド専門サイト
“ファクトリエ”を通じた数量限定の直販もスタート。
“ファクトリエ”では、
全国から18のブランドが集まる中、
九州の3ブランドの一つとして
作り手の思いを直接届けています。(2016.7.28現在)
また、市内では、
道の駅 海のふるさと館で
工場直販の破格の値段で販売中。
松浦で約50年の年月をかけて、
日本人男性の体型とニーズに向き合い
一本一本丁寧に形作られてきた
エミネントスラックス ブランド。
“日本一
「一生懸命」「心をこめて」
作った商品であることが自分たちの誇り。”
その真摯な姿勢と卓越した品質で
松浦から全国へ、世界へと
着実にファンを増やし続けています。
エミネントスラックス
長崎県松浦市志佐町浦免
(松浦ファクトリー)
☎0956-72-0326
駐車場:20台
URL:https://www.slacks-oem.com

エミネントスラックスのみなさん
スラックスづくりはチームワーク。担当するのは一つの工程であっても、全員が最高品質の完成品をイメージし、全員が検品者となりながら、次の工程につなぐこと。職人たちが存分に力を発揮できる環境を整えることを目指して、赤エプロンを着た“マイスター”を中心にスラックスづくりに取り組んでいます。