親友いわく「まるで別人!」。働き方が変わって生き方も変わった。
星鹿
2018.09.30
2015年10月から2018年3月までは
松浦市地域おこし協力隊として
市役所に所属し魅力発信を担当。
2018年4月からは
夫が代表を務める
「みやだデザイン合同会社」に参画。
ありがたいことに
市役所の仕事を続けながら、
漁師さんや農家さん、コーヒー屋さん、
パン屋さん、お菓子屋さん、宮司さんなど
市内で共に暮らす方々の困りごとを
デザインでお手伝いしています。
その中で
働き方、関わる人や環境などの変化を
この機会にまとめてみました。
(移住後の私↓)
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1.時間とお金に関すること
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【1日の最大労働時間/年収】
むかし:22時間/350万 ※雇用者
い ま:11時間/200万 ※経営者
【1件の受注金額】
むかし:5~300万円
い ま:3千~350万円
【月の生活費】
むかし:18万
い ま:13万
(通勤路↓)
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2.クライアントに関すること
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【業態】
むかし:広告代理店、中小企業経営者、行政
い ま:個人事業者、行政、地域の方、中小企業経営者
【服装】
むかし:スーツ、きれいめの服、制服
い ま:ふだん着、作業着、きれいめの服、たまにスーツ
【打合せ場所】
むかし:オフィス、カフェ、市役所
い ま:港、作業小屋、自宅、カフェほか店頭、市役所
(しごと風景↓)
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3.そのほか大きく変わったこと
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【いただきもの】
むかし:たまに自社商品
い ま:魚、野菜、果物、加工品、旅行のお土産、おすそ分け
【担当業務】
むかし:企画、編集、進行管理
い ま:企画、編集、進行管理、デザイン、広報etc…
【働き方】
むかし:競争
い ま:共創
(いただきもの↓)
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そもそも私は
高校のときに雑誌編集者に憧れ
福岡市内の広告制作会社に入りました。
どんなに忙しくても
友だちが次々やめても
会社の上司や仲間に恵まれたこともあり
しごとが大好きで充実していました。
(移住前の私↓)
不満があったのは、
自身の生き方。
憧れのしごとに就けて
充実しているけれど、
なんだか満たされない感。
大切な家族をおざなりにして
なぜ、そこまでして働くのか?
本当に大切なものは何か?
その答えを見つけたのは
東日本大震災のあとに訪ねた
宮城県石巻市。
生き方を見つめ直す機会となり
松浦市への移住につながりました。
(石巻市で「プロジェクト結」に参加↓)
移住後のしごとの変化の中で、
自分にとって一番大きな変化は
【働き方】です。
同じまちで共に働き、共に暮らし、
ふるさとへの同じ思いを持った同志だから
同業者とも共創する働き方。
くらしの大部分を
しごとが占めるのではなく、
くらしの一部にしごとが在る生き方。
家族との時間や
くらしの楽しみを大切にする生き方。
松浦のひとたちと
共に働き、共に暮らすことで
考え方も働き方も自然と変化し、
生き方も少しずつ変わりました。
移住して1年が経ったころ
親友から届いた手紙に
こう書いてあります。
「初めましてほどではないけれど、まぁまぁ別人のような、ほんとにナチュラルな友香ちゃんに出会えたような、不思議な気持ちでした。」
「働きすぎ。がんばりすぎんでね!って声かけは、もはや必要ないね。バランスはもう自分でとれてる。」
移住してから、
しごとにかける時間もエネルギーも
くらしにかかるお金も不安も
ちいさくなり、その分、
心に余裕が出来ました。
親友が「別人」と言うほど
変わった私の生き方。
自覚がないこともありますが
前よりひとに優しくなれたのは確か。
家族や愛犬との時間が増えたのも確か。
私を変えてくれた
ひととまちに感謝して。
松浦のひとたちと
ともに働き、
ともに生きていきたいと思います。
追伸:
私の移住や仕事に関する
インタビューを掲載していただきました↓
ご興味を持ってくださる方はご覧ください。

宮田 友香(みやだ ゆか)
昭和58(1983)年、鹿児島県生まれ。福岡県育ち。九州デザイナー学院卒業後、福岡市内の広告制作会社に12年間勤務。2012年と2013年に石巻市に滞在したことをきっかけに、2015年地域おこし協力隊として松浦市へ移住。2018年3月地域おこし協力隊任期満了。2018年4月より夫が代表のみやだデザイン合同会社に参画。