安定よりも人を大事に。地域に根を張りしあわせ咲かせる!

「農家の収入源は
農産品の売上だけじゃない」
そう話してくれたのは
モリヤマファーム代表・守山さん。

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モリヤマファームの事業は、
ブリーベリーなどの果樹
花、野菜、ハーブ苗など
農産品の栽培だけでなく、
造園、ビニールハウス建設、
さらには地域の草刈りまで。

農家のノウハウを柱に
事業を多様化。

農産物の収入だけでは限界があるため
収入源を多様化して利益拡大につなげ、
スタッフのモチベーションにもつなげたいと
考えているそうです。

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そんな守山さんが
力を入れているのが
いちごの観光農園。

特記すべき特徴は
守山さん曰く「超・減農薬」。

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一般的ないちご栽培では
平均して週1回程度
農薬を散布するそう。

モリヤマファームでは
農薬を使うのは
2ヶ月に1回程度、
虫が出たときのみ。

それも、
「月齢法」といって
潮の満ち引きに合わせて
農薬散布のタイミングを図ることで
できるだけ低量の農薬すむよう
工夫しています。

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普段は
ハウスの空気を入れ替えたり
虫用のトラップをつけたり
虫がつきにくいように
工夫しているそうです。

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守山さんは
「安定生産を求めれば
いちごに農薬は必須です。
うちは観光メインだから
お客様の理解を得て
超・低農薬で続けられています。」
と、教えてくれました。

「誰が来ても楽しめる
農園を目指しているんです。」
と、案内してくれた先には
上下2段に並んだいちごと
車椅子やベビーカーでも
行き来できる広い通路。

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実際に、近隣の
老人ホームや障害者施設、
幼稚園などのお客様も
多いそうです。

旅行専門誌「じゃらん」の
いちご狩り施設リピート率グランプリでは
2020年度敢闘賞を受賞。
九州の施設100件中、
トップ10入りを果たしました。

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そもそも守山さんが
農業にのめり込んだのは
結婚を意識した30才ごろ。

きっかけは、学び。
農業や経営に必要な知識を勉強し、
考えを実行できるようになり
仕事が少しずつ面白くなったそうです。

「松浦には頼れる場所があります。
行政や、商工会議所、
税理士さんなど
いろいろ教えてくれる。

松浦では、他の業種でも
やっていることが目に見えるし
隠さず教えてくれるので
参考にすることもあります。

松浦はのびしろがある場所。
何もないけど、人が好き。」
と話してくれました。

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「いちごの花言葉は
幸福な家庭。
あなたは私を喜ばせる。
先見の明。
すごいですよね?」
と笑う守山さん。

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2021年11月には
松浦市の再生可能エネルギー導入推進計画に賛同し、
営農型太陽光発電所のモデル事業地として
自身の農地を市に貸し出し、
新たな事業展開も模索中。

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目の前のお客様も、
スタッフも、家族も
地域の人たちも。

そして、未来の
子どもたちにも。

関わる人の未来に
しあわせを咲かせたい。

やさしく眼差しの奥からは、
そんな強い意志が
伝わってくるようでした。

つながりを力に
農家の可能性を模索する
守山さんの挑戦は続きます。

守山 清和さん

モリヤマファーム代表。農家の2代目。兄弟唯一の男だったため家業である農業の継承は小さいころから意識していたそう。高校卒業後、長野県にある農業の実践大学校へ進学。真冬には-20℃にもなる環境で、毎日朝早くから農業や経営を学ぶ。25才でモリヤマファームを事業継承。最近は、地元小学校の家庭菜園で子どもたちへの農業指導も行っている。

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